今朝観た、カナダ選手権のパトリック・チャン選手のSP感動しました^^!まだイタリアの記事は出ていないので、空気を読まず、イタリアのフィギュア雑誌”Doppio Axel” に掲載されていた”ジャパン・オープン”の記事を紹介します。とても前の出来事ですが…なんと雑誌はまだ現行版なんです。月刊ではないんですね。この版には宮原知子選手の”ミス・サイゴン”のポスターがついていました!表紙はカロリーナ・コストナー選手です。

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”王国日本 ジャパン・オープン”  イタリア語翻訳

※この記事は6ページに渡っています。1,2ページ目は見開きで浅田真央選手と宇野選手の写真がでかでかと。3ページ目は村上大介選手等男子の出場選手の写真、4ページ目は一面フェルナンデス選手の写真が載っています。5,6ページ目は宮原知子選手等女子の出場選手に、優勝したチーム・ジャパンの集合写真が掲載されていました。

見出し:

競技大会が確実に成功するにはどんな要素が必要であろうか?我々の判断では:偉大な選手達、偉大な観客たち、そして素晴らしい演技である。
ジャパン・オープン2015は日本スケート連盟がもう10年に渡って開催している試合/イベントである。2015年10月3日に開かれた。上に書いたすべての要素が正しく揃っていた大会である。

記事:

一つ目に。6人の偉大な男子シングルスケーター、また6人の偉大な女子シングルスケーターがそれぞれ3つのグループに分かれる。チーム・ジャパン、チーム・北米、チーム・ヨーロッパである。この中には男子世界チャンピオンのハビエル・フェルナンデス選手がいる、この大会が今季初試合である。そして3回世界選手権制覇、オリンピック銀メダリストパトリック・チャン選手も一年の安息を終えて復帰した。女子では2015年世界チャンピオンのエリザベータ・トゥクタミシェワ選手、同じくロシアの2014年ソチ・オリンピック金メダリスト(少なくとも公式の)アデリーナ・ソトコニワ選手がいる。

二つ目に。ここには満員でいっぱいの、偉大な観客達がいる。これは毎回の事である、そして(埼玉の)スーパー・アリーナは2014年のポスト・オリンピックともいえた夢のように素晴らしかった世界選手権と同じ会場である。

(最後の)3つ目。素晴らしい演技である。まず1番は、宇野昌磨選手がほぼ完ぺきなフリープログラムを披露した。18歳の日本人スターが生まれた。現オリンピックチャンピオン羽生結弦選手の選ばれし継ぐ者である。しかしジャパン・オープン2015ではスーパー・アリーナで、旭日旗からもう一人のスーパースターを待っていた。浅田真央選手の公式復帰である。ここ数日は、我々情熱的なイタリア人も日本人観客と共に、マオを再び迎え入れる喜びを分かち合うことが出来た。望まれたマオの復帰は今季復帰の可能性がある我々のカロリーナにたとえられる。マオとカロリーナは素晴らしい友人同士であり、ふさわしい経験を分かち合ってきた。そして一緒に、同時期に彼女等が本当に愛する、フィギュアスケートの場所に戻れるかもしれない:偉大なスポーツイベントで中心ともなる大会でである。(おそらく世界選手権を指しています)

マオはプッチーニ作曲蝶々夫人の悲痛なアリア”ある晴れた日に”を滑った。これにはコメントも紹介もいらない。何故なら取り違えようもなく、彼女はアリアそのものだったからである。マオと同行するのは、日本が呼んだ彼らの星々である。優れた日本の養成所で誕生したスター選手、一人はすでに紹介した宇野昌磨選手、そして宮原知子選手である。それぞれ18歳と17歳である。ショウマはすでに2013年のミラノでのジュニア世界選手権で印象付けられた。しかしながら順位は”たったの”7位であった。(記者が順位に少し不満を持っている感じだと原文から感じました)すでにチャンピオンとして見抜かれていたが、唯一年齢がまだ勝利に適していなかった。

今は、その時がやって来たのである。フリープログラムではプッチーニ作曲の”トゥーランドット”を、2つの4回転トーループと2つのトリプルアクセルで飾り立て、ハビエル・フェルナンデス選手の前で披露し達成した。ハビは今季、全ての男子シングル選手にとって戦うべき(ライバル)選手である、そしてスケーターにとって4回転ジャンプを入れることは絶対的なことである。ハビはこの埼玉ではショウマより表彰台では下の順位であったが、兄のようにショウマと抱擁した。そして次のバルセロナのGPファイナルで会うことを約束した。バルセロナではがらりと(順位が)変わるかもしれない。何故ならバルセロナは彼のホームである、そしてホームの英雄になるだろう。フェルナンデスは今季はあるミュージカルのテーマ曲”Singin’ in the Rain”をフリープログラムで選び、このプログラムと共に世界チャンピオンのタイトルを守り切る。

ショウマとハビの次に表彰台を達成できたのは、ショパンを滑ったパトリック・チャン選手である。まだプログラムの完成度は完璧ではなく、現時点ではテクニカル面でショウマ・ハビと勝負できない。しかし洗練された振付と深いエッジのスケーティングは勿論”si”(Yes)である。次の機会を待とう、そしてパトリックのような選手が持つ小さな弱点(テクニック面)も受け入れよう。いつでも認めよう、時間だけでなく選手への信頼を愛の条件無しに。愛はこのスポーツを、そして進化する選手達を育てる。

そして宮原知子選手も2013年のミラノ・ジュニア選手権では4位を達成した。しかし彼女にとっては(ショウマと比べて1歳若い)すでに素晴らしいジャンプが出来る時であった。今はシニアとなっている。そして昨年の上海での世界選手権ですぐに主役になれたのは偶然ではない。エリザベータ・トゥクタミシェワ選手に次ぐ2位であった。リーザは今大会では3位であった。サトコはアール・ワイルドがピアノを弾く偉大な協奏曲を滑った。いうまでもなく、彼女のスタイルと素振りはマオを思い出させる。

終わりに、残念だった成績の選手にも触れよう。ブライアン・ジュベール選手は男子では最下位だった。大会ではもう一度、彼の十八番である”マトリックス”を滑った。この音楽は彼の全ての経歴に同行し、そして彼の勝利を何度も観た。彼はすでに沢山のタイトルを持っている。もう10年近く前になるここ日本で行われた世界選手権優勝も含めて。(しかし2007年度の音楽はアランフェス協奏曲であった)その時は日本人の秘蔵っ子、高橋大輔選手も一緒であった。

文:エマヌエレ・ベッルーコ
雑誌Doppio Axel 56号より引用


◇大会結果

男子シングル
1位宇野昌磨(日本):185.48
2位ハビエル・フェルナンデス(スペイン):176.24
3位パトリック・チャン(カナダ):159.14
4位ジェレミー・アボット(アメリカ):153.72
5位村上大介(日本):145.77
6位ブライアン・ジュベール(フランス):105.51

女子シングル
1位浅田真央(日本):141.70
2位宮原知子(日本):134.67
3位エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア):128.34
4位アデリーナ・ソトニコワ(ロシア)118.81
5位アシュリー・ワグナー(アメリカ):117.84
6位グレイシー・ゴールド(アメリカ):114.53

チーム総合
1位チーム・ジャパン:607.62
2位チーム・北米:545.23
3位チーム・ヨーロッパ:528.90


日本への愛がとても伝わる文章でした!というか本当に日本大好きですね^^(もうひいき?ともいえるぐらい)。最後の一文が高橋大輔選手で締められたのも、彼のファンだったのかなぁと感じました。筆者のベッルーコさんはロシアの選手はあまり好きじゃなかったのかなぁ…特にソトニコワ選手への”少なくとも公式の金メダル”という表現が引っ掛かりました(私の誤訳かも知れませんが)。そして日本の会場と観客について言及してくれたのが嬉しいです。ブログを書くようになって色んな国の試合を観ていますが、こんなに会場がいつも満員なのは日本だけですよね(>_<)! 選手にとっても演技後大きな拍手と花束で迎えてくれるのは嬉しいですよね。私も絶対来シーズンは現地観戦を体験したいです。

そして改めて浅田真央選手のイタリア人気を感じました。そして宇野選手に、宮原選手に…どんどん日本人選手が注目されてきましたね。この号では付録として宮原知子選手のポスターが(アメリカのカップル、マディソン・チョック/エヴァン・ベイツとのリバーシブルで)ついてましたが、異国の地でもうポスターになるなんて!という驚きと嬉しさが合わさった気持ちです。そもそも雑誌の付録にポスターが付いてたのもビックリしました^^。ちなみに前号は羽生選手のポスターでした。

この雑誌は色々取り上げられていて、写真では山本草太選手、小塚崇彦選手、田中刑事選手、本郷理華選手も載せてありました。日本選手中心の記事は今回紹介したもののみですが、他の記事でも日本人選手の名前は見かけます。当たり前といえば当たり前なんですがやっぱり異国の言語内で日本人選手の名前を見つけると感無量です。

ポスターはこんな感じです!(ポスターはブログで公開しても大丈夫かな…?)折り目がまだしっかり残ってします…

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次号(いつになるのか分かりませんが)は絶対羽生選手の特集があると思うので楽しみです^^!シーズン中だけでも月刊になって欲しいですが、やっぱり不況かなぁ…(>_<)

 

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